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WEB面接で失敗しないための準備と当日のポイント完全ガイド!

WEB面接で失敗しないための準備と当日のポイント完全ガイド!

介護業界の採用担当が語る、WEB面接で評価される準備・話し方・姿勢のポイントを徹底解説。事前準備から当日の注意点、よくあるNG例までまとめました。【執筆者/専門家:後藤 晴紀】


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本日のお悩み:WEB面接のポイントが知りたい!

今度WEBの採用面接を受けることになりました。ポイントや注意すべきことがあれば教えてください。

介護現場の採用担当として伝えたい、WEB面接成功のポイント

執筆者/専門家

後藤 晴紀

https://mynavi-iryofukushi.jp/media/users/9

『介護福祉は究極のサービス業』 私たちは、障がいや疾患を持ちながらも、その身を委ねてくださっているご利用者やご家族の想いに対し、人生の総仕上げの瞬間に介入するという、責任と覚悟をもって向き合うことが必要だと感じています。 目の前のご利用者に『生ききって』頂く。 私たち介護職と出会ったことで、より良き人生の総仕上げを迎えて頂ける為のサポートをさせていただく事が、私たちに課せられた使命だと思っています。

ご質問ありがとうございます!私は、特別養護老人ホームで副施設長をつとめている後藤と申します。立場上、採用面接を担当することも少なくありませんが、コロナ禍以降、介護業界でもWEB面接が当たり前になりましたね。私の施設でも、必要に応じてオンラインでの面接を行っています。

WEB面接が普及したことで、都道府県に関係なくどこからでも面接ができるようになりました。それによって、求職者のみなさんが応募しやすくなったのはもちろん、募集する側も採用の幅を広げられる環境になったと感じています。

WEB面接では「準備と工夫」が合否を左右する

ただし、対面の面接と違って、映像と音声だけで印象が決まるため、ちょっとした準備や工夫が合否に大きく影響することも事実です。

今回は、私がWEB面接の面接官として感じていることや、求職者に伝えたいポイントなどをまとめてみました!WEB面接の際に少しでも自信につながるように、具体的な配慮事項を紹介していくので、ぜひお役立てください。

「情報が限られる」のがWEB面接の特徴

WEB面接は便利な反面、対面に比べて伝わる情報が少なくなります。情報が限られる主な理由は以下のとおりです。
1.表情の変化がわかりにくい
2.空気感・人柄が伝わりにくい
3.動作・立ち姿などの非言語情報が限定的になる
そのため、面接官は 「声」「話の構成」「視線」「態度」 をとてもよく観察しています。裏を返せば、そこを丁寧に整えるだけで、面接官に与える印象は驚くほど良くなるでしょう。

WEB面接前に準備しておくべき4つのポイント

1.カメラとマイクのチェック

採用担当として声を大にして言いたいのですが、画面映りと音が悪いと印象まで悪くなってしまいます。話の内容よりも、そのことが気になってしまうのです。面接前には、次の点を必ずチェックしてください。
・顔が暗く見えないか(室内の照明の明るさは適切か)
・カメラが「目の高さ」になっているか
(たまに顔半分しか出ていない方もいますが、それは絶対NGです)
・雑音やハウリングがないか
・マイクからの距離は適切か
特に「顔が暗い」「目線が下向き」なのは、マイナスな印象を与えてしまいます。スマホではなくPCを準備するのがおすすめですが、スマホを使う場合は本や箱の上に置いて、「真正面」 の角度にしましょう。それだけで大きく改善します。

2.背景・部屋の印象

WEB面接の背景から、その人の性格が見えてしまうことがあります。
・洗濯物が映っている
・趣味のポスターが大量に見える
・ベッドや生活感が丸見え
こうした背景は、「準備不足」「配慮が足りない」と判断されやすいので、注意してください。できるなら白い壁・無地のカーテンが無難です。背景の準備が難しい場合は、スマホを「壁ギリギリ」に寄せて撮影することで、周囲のものを映さないようにできます。レンタルスペースを活用するのも良いでしょう。

「どのように面接の準備を行っているのか」「面接をどのような場だと捉えているのか」など、面接官は当日までの準備も含めて、相手の性格や考え方を感じ取ろうとしています。その点を踏まえて、しっかりと準備を進めましょう。

3.通信環境

こちらもとても重要です。途中で接続が切れると、それだけで面接がストップしてしまいます。 準備不足だと思われないためにも、以下のことは必ず行ってください。
・回線の安定化をはかる(可能なら有線接続にする)
・スマホの場合は充電を100%にしておく
・家族に「この時間はWi-Fiを使わないように」と声をかけておく
トラブルはどうしても起きてしまいますが、事前に対策しているかは、面接官にも伝わります。

4.面接ソフトの事前インストール

Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsなどは、使い慣れていないと操作直前にとても焦ってしまいます。前日までに、以下の項目を確認しておいてください。
・問題なくミーティングに入れるか(パスワードやIDの確認)
・カメラ・マイクの切り替えがスムーズか
・画面共有ボタンはどの位置にあるか
面接では「落ち着いて対応できる人かどうか」も評価されます。操作ミスがあった場合にも、冷静に対応できるように準備しましょう。

WEB面接当日に評価されるポイント

オンラインならではの「魅せ方」を覚えておくと、印象が良くなる可能性が高まります。 ここでは、押さえておきたいポイントを紹介します。

1.第一印象は「声と笑顔」で決まる

まずは、「本日は面接のお時間をいただきまして、ありがとうございます」と、丁寧にお礼を伝えましょう。ここで気をつけたいのは、背筋を伸ばしてはっきりと伝えることと、適切な声量です。オンラインでは表情の細かい変化が伝わりにくいため、普段より1.2倍ゆっくり・明るく・丁寧に話すという意識を持つのがおすすめです。

お礼の後には、お辞儀も忘れないでください。 その際は、お礼とお辞儀を一緒にせず、分けるのがポイントです。私は、これら一連の所作がきちんとできていると「明るく丁寧な方」という印象を持ちます。

■面接官は“声の印象”で現場での姿を判断する

また、介護の現場では、利用者やご家族とのコミュニケーションが重要となるため、面接で声のトーンをチェックする面接官も多く見られます。「面接でできないことを、現場でできるはずがない」などと評価されないように、気をつけましょう。

2.視線は「画面」ではなく「カメラ」へ

これまでの面接官としての経験から感じるのは、多くの求職者は、面接官の顔を見ようとして画面を見てしまいがちです。しかし、画面を見てしまうと面接官からは「下を向いているように見える」ため、画面ではなくカメラを見るようにしてください。

面接の間、ずっとカメラを見続ける必要はありませんが、あいさつや自己紹介、志望動機を伝えるときは、カメラに目を向けましょう。

3.姿勢は対面以上に大切

上半身しか映らないWEB面接では、姿勢がとても目立ちます。以下のような動きは、「落ち着きがない」「自信がなさそう」に見られるので避けたほうが無難です。
・背もたれに大きく寄りかかる
・机に手を置かず腕組み
・体が左右に揺れる

■姿勢を安定させるポイント

体の動きを最小限にするために、次の点に配慮してみてください。
・両手を机の上にそろえて置く
・背筋を伸ばす
・両足を地面につける
これだけで姿勢が安定し、印象がぐっと良くなります。

4.「沈黙」を怖がらない

WEB面接では、音声や映像にわずかなラグ(遅延)が生じることがあります。対面と同じ感覚で話をすると、お互いの発言が重なる可能性があるので注意してください。面接をスムーズに進めるためのポイントは次のとおりです。
・相手の発言が終わるまで待つ
・話を被せない
・返事は一拍置いて丁寧に
このポイントを意識するだけで、落ち着いた印象につながるはずです。なお、面接官は面接中にあえて「考える時間」を取ることがあります。沈黙があると不安になるかもしれませんが、慌てる必要はありません。

よく聞かれる質問と、WEB面接ならではの答え方のコツ

面接では、必ずと言っていいほど「自己紹介」「志望動機」「長所・短所」を聞かれます。それぞれの答え方のコツについても、知っておきましょう。

1.自己紹介

先に紹介したように、「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します」というひと言を、いつもよりゆっくり・笑顔で伝えるだけで印象が変わります。

2.志望動機

WEB面接では、志望動機を話すときの「構成」も評価の決め手になります。
・介護業界で働き始めたきっかけ(あるいは、働きたいきっかけ)は何か
・なぜこの施設なのか
・入職後にやりたいことは何か
この3段構成で、1分程度に話をまとめると、とても聞きやすくなると思います。

3.長所・短所

長所・短所は、抽象的な内容でなく、具体的なエピソードを伝えられるように準備してください。
・悪い例:
「コミュニケーションが得意です!」
・良い例:
「特別養護老人ホームでの実習時に、認知症の方の不安を和らげられる声かけを評価いただいたことがあります!」
上記を比較した場合、受け取る側の印象が全然違いますよね?オンラインでは細かい表情や意欲が伝わりにくいため、根拠のある言葉・内容で伝えることがとても重要です。

面接官として感じる「採用したい人」の共通点!

これまでの経験から、WEB面接で採用につながる方には、次のような共通点(特徴)があると感じます。
1.明るく、ゆっくり話す
2.カメラを見て話す
3.話が簡潔でわかりやすい
4.身だしなみ・背景・姿勢が整っている
5.自分の言葉で話している
カンペを読み上げている方は、声の抑揚が機械的になるのですぐにわかります。「相手に伝えたい」という気持ちを込めて、自分の言葉で話すことが採用への近道だと考えましょう。

WEB面接で「やってはいけない」こと

採用担当の立場として、実際に困った例をいくつか挙げます。
1.スマホを手に持ったままなので画面がブレブレ
2.下から映しているので、相手を見下ろしているような印象になる
3.車の中で面接に臨んでいる
4.生活音(子どもの声、テレビ)が入る
5.片手で飲み物を飲み続ける
6.パジャマやスウェットで面接
7.寝ぐせで髪がぼさぼさ
「うそでしょ!?」と思うような内容も含まれていますが、本当です。こうした場面に遭遇すると、面接する側は「マナーに問題あり」と判断せざるを得ません。

WEB面接における終わりの印象

忘れがちですが、WEB面接では「締め」のあいさつも丁寧に伝えましょう。
「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
御社の理念やケア方針に共感しており、ご縁があれば嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします」

このように、短く・丁寧にまとめると、相手に良い印象が残ります。もちろん、笑顔は必須です。

まとめ:WEB面接は「準備」で印象につなげられる

WEB面接に対して苦手意識を持っている方も少なくありませんが、しっかり準備すれば誰でも必ず印象につなげられます。
・カメラと音声
・環境と姿勢
・話し方と構成
・誠実な態度
この4つを整えるだけで、ご自身の魅力が伝わるはずです。

介護の仕事は、利用者とご家族に寄り添い、丁寧に向き合うサービス業です。WEB面接では、そうした意識・姿勢が伝わるように準備をしましょう。今回の記事が、質問者さんの最初の一歩の後押しになれば幸いです。

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この記事のライター

・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事

介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士

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