本日のお悩み:雨の日の訪問介護においてのポイント
訪問介護を雨の日に行う時の対策や注意点とは?
■執筆者/専門家
株式会社ケアサービスひかり 介護福祉士/介護支援専門員 日本ホームヘルパー協会東京都支部 副会長 2000年4月より24時間365日型の訪問介護事業所の管理者・サービス提供責任者として医療的ケア児から障害・高齢者の在宅介護支援に携わっています。 ヘルパーは、利用者の伴走者であり、先導者でもあり、より安全な暮らしができるように生活見守り隊でもあります。ヘルパー自身も生きて活かされるこの魅力ある仕事を発信し、繋ぎたいと奮闘しています。
雨の日も変わらない訪問介護の役割
一方、利用者はどのような気持ちで待っているのでしょうか。「このような天候の日に来てもらっても、依頼することはない」でしょうか。それとも、「食べるものがなかったから助かる」「お風呂に入りたいからありがたい」でしょうか。雨の日の訪問介護の必要性は、援助内容によっても違ってきますが、「こんな日にきてもらっても」と感じるかたは、そう多くないように思います。
また、利用者の中には、室内で過ごしているために外のことがまったく分からず、「ヘルパーとのやりとりで外の様子を知る」というかたも少なくありません。だからこそ、「こんな雨の日にありがとう、ぬれていない?」と、温かく迎え入れてくださるかたも多いのではないでしょうか。
■利用者への思いやりを忘れない
雨の日はたしかに憂鬱ですが、そうした利用者の思いにも配慮しながら、必要としてくださる利用者の気持ちを踏みにじることのないよう、一人ひとりに寄り添った援助を心掛けたいですね。そのためには、心と体と物品の準備をしっかり行うことが大事です。
雨の日の訪問介護で押さえたい4つのポイント
■1.持ち物を確認する
■荷物の防水対策も忘れずに
■2.安全な移動を心掛ける
■自転車移動で注意したいポイント
■車移動でも油断は禁物
駐車する場所にも配慮が必要です。いつも許可を受けている駐車スペースであっても、その場所が歩行者にとって雨よけになる場所であるなら、場所を譲る配慮も必要です。特に会社の名前が書かれた車で移動する時は、思いやりと品位を忘れずに運転しましょう。時間に余裕を持ち、無理な運転や無謀な行動を避けることが重要です。
■3.利用者の安全を確保する
■玄関や床の滑りやすさに注意する
■転倒リスクを防ぐための工夫
特に高齢者や身体機能の低下している利用者は、床の状態によって転倒のリスクが高まります。ヘルパーの雨の日のマナーは、利用者の安全確保につながることを覚えておいてください。
■雨の日特有の体調変化を見逃さない
■4.支援を工夫し、利用者に安心を提供する
■雨の日ならではの支援の工夫
買い物援助では、購入した品物がぬれないように配慮するだけでなく、利用者と話し合って購入品の優先順位を決めることも大事です。トイレットペーパーやティッシュペーパーなどぬれては困るものは、「どうしても今日必要か」を確認し、在庫があれば次回の購入にまわすのがよいでしょう。
依頼した品物を覚えておける利用者なら、訪問前に電話やメールで購入品を確認し、買い物をしてから訪問するのも一つの方法となります。
■閉じこもり予防にも目を向ける
最後になりますが、雨で訪問時間の遅延が予想される時には、すみやかに連絡するようにしてください。そうした気配りが信頼関係の構築につながります。
■あわせて読みたい記事
梅雨の介護施設で気をつけたいこと!|利用者さんに快適に過ごしてもらうためにできる工夫策とは? | ささえるラボ
https://mynavi-iryofukushi.jp/media/articles/1308梅雨の季節は雨の日が多く、思うように行動できなかったり、湿度が高くじめじめしたりと利用者さんにとっても職員さんにとっても過ごしづらい日々が続きます。少しでも快適に過ごせるよう、介護施設におけるカビ対策・湿度管理・雨の日の過ごし方の工夫を紹介します。【執筆者/専門家:伊藤 浩一】
6月におすすめの高齢者向けレクリエーションとは?梅雨でも楽しめる実践型レクリエーションを紹介 | ささえるラボ
https://mynavi-iryofukushi.jp/media/articles/14276月の高齢者レクリエーションに悩む方へ。梅雨でも室内で楽しめる運動・一体感・認知機能向上につながる実践アイデアを専門家が解説。現場ですぐ使える具体例を厳選紹介。【執筆者/専門家:後藤 晴紀】

株式会社ケアサービスひかり 介護福祉士/介護支援専門員
日本ホームヘルパー協会東京都支部 副会長