第36回 介護福祉士国家試験 過去問と解説(人間関係とコミュニケーション)

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第36回 介護福祉士国家試験 過去問と解説(人間関係とコミュニケーション)

問題1

U介護老人福祉施設では、利用者の介護計画を担当の介護福祉職が作成している。このため、利用者の個別の介護目標を、介護福祉職のチーム全員で共有することが課題になっている。
この課題を解決するための取り組みとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1.管理職がチーム全体に注意喚起して、集団規範を形成する。
2.現場経験の長い介護福祉職の意見を優先して、同調行動を促す。
3.チームメンバーの懇談会を実施して、内集団バイアスを強化する。
4.チームメンバー間の集団圧力を利用して、多数派の意見に統一する。
5.担当以外のチームメンバーもカンファレンス(conference)に参加して、集団凝集性を高める。

解答

5.担当以外のチームメンバーもカンファレンス(conference)に参加して、集団凝集性を高める。

解説

1.(×)集団規範とは、集団のメンバーが共通して備えている判断基準を意味します。設問の課題解決にはつながりません。
2.(×)現場経験が長いからといって、その意見が正しいとは限りません。
3.(×)内集団バイアスとは、自身が属する集団が他の集団より優れていると錯覚し、自身の属する集団を実態以上に高く評価することを指します。
4.(×)多数派の意見が常に正しいとは限りません。
5.(○)担当以外のチームメンバーもカンファレンスに参加することで集団凝集性(集団の結束力)が高まり、利用者の個別の介護目標をチーム全員で共有することが容易になります。

問題2

V介護老人福祉施設では、感染症が流行したために、緊急的な介護体制で事業を継続することになった。さらに労務管理を担当する職員からは、介護福祉職の精神的健康を守ることを目的とした組織的なマネジメントに取り組む必要性について提案があった。
次の記述のうち、このマネジメントに該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1.感染防止対策を強化する。
2.多職種チームでの連携を強化する。
3.利用者のストレスをコントロールする。
4.介護福祉職の燃え尽き症候群(バーンアウト(burnout))を防止する。
5.利用者家族の面会方法を見直す。

解答

4.介護福祉職の燃え尽き症候群(バーンアウト(burnout))を防止する。

解説

1.(×)感染防止対策は利用者や職員を守るために当然必要なものであり、介護福祉職の精神的健康を守ることには直結しません。
2.(×)介護を提供する上で多職種連携は当然必要なものであり、介護福祉職の精神的健康を守ることには直結しません。
3.(×)利用者のストレスが高ければ介護福祉職にも負荷がかかるため、間接的に介護福祉職の精神的健康を守るマネジメントだといえるでしょう。
4.(○)「緊急的な介護体制」で介護福祉職が精神的に疲弊し、燃え尽き症候群(バーンアウト)につながる可能性が高い状況です。それを防ぐための方法を、組織全体として考える必要があります。
5.(×)介護福祉職の精神的健康を守ることにはあまり関係がありません。

問題3

Bさん(90歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設に入所している。入浴日に、担当の介護福祉職が居室を訪問し、「Bさん、今日はお風呂の日です。時間は午後3時からです」と伝えた。しかし、Bさんは言っていることがわからなかったようで、「はい、何ですか」と困った様子で言った。
このときの、介護福祉職の準言語を活用した対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1.強い口調で伝えた。
2.抑揚をつけずに伝えた。
3.大きな声でゆっくり伝えた。
4.急かすように伝えた。
5.早口で伝えた。

解答

3.大きな声でゆっくり伝えた。

解説

準言語とは、言語情報を補う音声要素のことで、声のトーンや抑揚、話すスピードなどが該当します。
1.(×)強い口調は、介護者のいらだちを表現していると誤解され、利用者を萎縮させる恐れがあります。
2.(×)言語の意味を伝えやすくする一つの方法として、抑揚の効果を活用することができます。
3.(○)大き過ぎては逆効果ですが、適度に大きな声でゆっくり話すと伝わりやすいでしょう。
4.(×)急かすと相手の焦りを生み、余計に伝わりにくくなります。
5.(×)早口では伝わりにくくなります。

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