本日のお悩み:看護助手と介護助手の違いとは
はじめに
■執筆者/専門家
『介護福祉は究極のサービス業』 私たちは、障がいや疾患を持ちながらも、その身を委ねてくださっているご利用者やご家族の想いに対し、人生の総仕上げの瞬間に介入するという、責任と覚悟をもって向き合うことが必要だと感じています。 目の前のご利用者に『生ききって』頂く。 私たち介護職と出会ったことで、より良き人生の総仕上げを迎えて頂ける為のサポートをさせていただく事が、私たちに課せられた使命だと思っています。
■名前は似ているけれど役割は異なる
■共通する役割は「専門職を支えること」
今回は、看護助手と介護助手の違いを制度や現場での役割、働き方などの視点から、分かりやすく解説します。
看護助手と介護助手の違い
■看護助手の主な職場と業務
2.医療保険制度の中で働く
3.看護師を支える
4.身体介助を行う機会が比較的多い
■介護助手の主な職場と業務
2.介護保険制度の中で働く
3.介護職員・介護福祉士を支える
4.間接業務が中心
看護助手とは?
看護師は、点滴や採血、診療の補助、医療機器の管理など、医療行為に関わる専門的な業務を担います。看護師の業務負担を減らしつつ、患者さんの生活支援や環境整備などを行う職種として、看護助手が必要とされているのです。
■看護助手の主な仕事内容
・排泄介助
・入浴介助
・ベッドメイキング
・シーツ交換
・患者さんの移送・搬送
・物品補充
・病室の環境整備 など
■看護助手は患者さんと看護師をつなぐ存在
「週末の手術に不安があるんです」「少し痛みがあります」「眠れません」「家族が心配です」などの声を最初に聞くのは、看護助手であることが多いのです。そして、その情報を正しく看護師へつなぐ役割を担っているのです。
■看護助手と介護職員の違い
■共通している仕事内容
実際、病院によっては介護福祉士が看護助手として働いていることもあります。ただし、ここで大切なのは、業務内容が同じ・違うということではなく、それぞれの現場で「どういった役割を求められているか」を正しく理解することです。
■求められる役割の違い
例えば、同じ食事介助でも、医療現場では治療や療養を支える視点が重視される傾向にあります。一方、介護現場では「できる部分はご本人に行っていただき、残っている力を引き出す」という自立支援の視点がより重要になります。
つまり、身体介助という行為が似ていても、その背景にある目的や役割は大きく異なるのです。だからこそ、その違いを理解することが、看護助手や介護職員の価値を高めることにつながると私は考えています。
介護助手とは?
介護福祉士や介護職員は、利用者さんへの食事・排泄・入浴の介助や、コミュニケーションを通じた情報収集など、直接的な介護サービスを担います。そして、それぞれの職員が利用者さんのケアに専念できるように、間接業務を担うのが介護助手です。
■介護助手の主な仕事内容
・衣類の整理
・清掃
・物品補充
・配膳・下膳
・環境整備
・見守り
・洗濯や備品管理
・受診の送迎 など
■介護助手は利用者さんと介護職員をつなぐ存在
■介護助手は間接業務を担うケースが多い
食事・排泄・入浴などの身体介助を経験する機会は、看護助手の方が圧倒的に多い傾向にあります。病院では、看護師が医療行為に集中できるように、看護助手が患者さんの日常生活をサポートしますが、その中には身体介助を行う場面が少なくありません。
一方、介護助手は、介護職員が直接介護に専念できるよう、シーツ交換や物品の補充、清掃、衣類整理などの間接業務を担当することが多くなります。
未経験から始めるなら、どちらがおすすめ?
■看護助手が向いている人の特徴
■介護助手が向いている人の特徴
最後に
専門職が専門性を発揮できる環境を支え、患者さんや利用者さんにより良いサービスを届けるためには、サポート役の力が欠かせません。たとえ資格や経験がなくても、人を思いやる気持ちや誰かの役に立ちたいという思いは、この仕事で大きな力になります。他業種で培ってきたさまざまな経験も、必ず生かせるでしょう。
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・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士