本日のお悩み:介護職のNGワードとは
介護現場で気をつけたい言葉と関わり方〜「言葉の力」を見直すために
■執筆者/専門家
社会福祉士、介護福祉士、認定排泄ケア専門員、排泄機能指導士 介護現場の職員の後、祖父の在宅介護での後悔と、自身の介護うつ経験から、そのきっかけになった排泄の支援を追求すべくおむつメーカーへ転職。 1000人以上の方のおむつ交換に触れ、介護する側もされる側も双方が「シッカリ出して、スッキリ生きる」ことが、より良い人生に繋がる。気持ち良く「出す」ことをサポートすることで良い循環が生まれることを実感する。
■誰もが経験する言葉づかいの悩み
では、ここで少しだけ過去を振り返ってみましょう。「ちょっと待ってて!」「座ってて!」「ダメ!」。こんな言葉が思わず口から出てしまったことが、誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか?
■「良かれと思って」が招く影響
今回は、介護現場で気をつけたい言葉と、日々のケアで心掛けたいポイントをお伝えします。
まず知っておきたい「スピーチロック」とは
■気づきにくい言葉の拘束
でも、スピーチロックは通常の会話の中に溶け込んでいて、本人も気づかないまま繰り返されてしまう。だからこそ、介護職がそれに気づけるかどうかが、ケアの質を大きく左右すると私は思います。
「不適切ケア」の具体的な場面を知る
■大人としての尊厳を損なう言葉づかい
■事実よりも感情に寄り添うケアを
そのため、「怒られた理由はわからないけど怖かった」「自分の言ったことは否定される」という記憶が残ると、ケアへの拒否や不穏につながりかねません。
■責める言葉は不安や萎縮を生む原因に
そして、その積み重ねが、介護への拒否や不穏につながることも少なくありません。
なぜ不適切な言葉が出てしまうのか
しかし、後になって、そうなった自分を責めても何も変わりません。大切なのは、自分を責めることではなく、「なぜそう言ってしまったのか」を振り返り、代わりの言葉をチーム全体で考えていくことではないでしょうか。
それが、不適切ケアを減らしていく最初の一歩になるはずです。
心掛けたい3つのポイント
■行動の背景にある理由を考える
だからこそ、前述のような行動を「問題行動」と見るのではなく、「この人はいま、何を求めているのだろう」と想像することが、適切なケアにつながるのです。
■言葉の言い換えを習慣にする
→「〇〇分ほどで参りますので、少しだけお待ちいただけますか」
「座ってて」
→「一緒に動きましょう、配膳の後に行きますね」
■自身の状態を客観視する視点
最後に
言葉に悩むというのは、質問者様が利用者さんのことを真剣に考えている証拠です。介護の現場は、毎日が正解のない選択の連続。それでも「もっとうまく関われたかな」と振り返れる人が一人いるだけで、チーム全体のケアは少しずつ変わっていきます。 あなたの言葉が、誰かの安心につながるように願っています。
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社会福祉士、介護福祉士、認定排泄ケア専門員、排泄機能指導士