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介護士と看護師の違いとは?仕事内容・資格・給与・キャリアパス・やりがいなど徹底比較!

介護士と看護師の違いとは?仕事内容・資格・給与・キャリアパス・やりがいなど徹底比較!

高齢化社会が進む日本で、常に高い人気を誇る職種と言えば、介護職と看護師です。同じ職場で働くことも多い両者ですが、仕事内容や給与、必要な資格の取得方法、キャリアパスにはどんな違いがあるのでしょうか?【執筆者:ささえるラボ編集部】


目次

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執筆者

ささえるラボ編集部

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ささえるラボ編集部です。 医療・福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします! 「マイナビ医療福祉キャリア」が運営しています。

「人の役に立ちたい」をかなえる介護と看護

「人の助けになる仕事をしたい」「資格を取得して安定した職に就きたい」

そんな思いから、福祉や医療の分野で働くことを目指す人は少なくありません。なかでも、介護と看護の仕事は、常に高い人気を誇っています。高齢化が進む日本では、介護職と看護師が同じ現場で連携しながら働くケースも多く、「介護と看護の違い」に関心を持つ人も増えています。

「介護と看護」比較ポイントの全体像

では、この両者には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、介護と看護の仕事内容、資格、給与、キャリアパスなどを比較しながら、それぞれの特徴や魅力を紹介します。福祉・医療の業界を目指している方は、自分に合った働き方を見つけるための参考にしてください。

介護と看護の仕事内容

介護職と看護師は、どちらも人の助けとなる仕事であり、社会にとって重要な役割を持つ職業です。しかし、仕事の内容を具体的に見ていくと、かなりの違いがあることがわかります。

ここでは、それぞれの仕事内容と、両者を分ける大きな違いについてお伝えします。

介護職は「生活の質を高める」

介護職は、食事・入浴・排泄などの身体介助や、掃除・洗濯・買い物といった生活援助を通じて、利用者さんの日々の暮らしを支えます。

また、「自分でやれることはできるだけ本人に任せて、自立を促す」「季節の行事やレクリエーションを企画して楽しみを作る」など、利用者さんの“生きがい”や“喜び”につながるような関わりも大切な業務の1つです。

■利用者さんと家族に寄り添う専門職

利用者さんのこれまでの人生や、大切にしてきた価値観を尊重しながら、「その人らしい日常」を一緒に作っていく。言葉を変えるなら、そんなイメージでしょうか。その際は、利用者さんのご家族とも信頼関係を築き、こまめにコミュニケーションを取ることが欠かせません。

介護職が目指すのは、単なる介助ではなく、「生活の質(QOL)」を高めることです。それを踏まえるなら、介護職は「利用者さんの暮らしに寄り添い、安心と充実を与える専門職」と言えるでしょう。
<介護職の主な業務>
●食事・入浴・排泄・着替えなどの身体介助
●掃除・洗濯・買い物などの日常生活の援助
●レクリエーションや季節行事の企画・運営
●利用者さんやご家族とのコミュニケーション、介護記録の作成
なお、看護師との比較で「介護士」と表現されることがありますが、介護士という資格や職業は存在しません。介護士という言葉は、介護福祉士や介護職員初任者研修修了者など、介護に携わる人たちの総称として使われるのが一般的です。

看護師は「健康を支える」

看護師は、患者さんや利用者さんの“最も身近な医療従事者”として、健康状態を見守り、回復に向けたサポートを行います。

具体的には、医師の指示のもとで注射や点滴、採血などを行うほか、体温、血圧、脈拍、呼吸といったバイタルサインを細かくチェックしながら、わずかな体調の変化も見逃さないように観察します。小さな異変にいち早く気づき、必要な治療につなげることは、看護師の重要な使命と言えるでしょう。

■チーム医療の中心を担う

看護師が活躍する場は病院、クリニックのほか、訪問看護ステーション、介護施設、健診センター、企業の医務室など幅広く、医師や薬剤師、リハビリ職、栄養士などと連携しながら、チーム医療の中心的存在として働きます。

さらに、治療内容や検査の説明を行ったり、患者さんやご家族の不安に寄り添って相談に乗ったりと、コミュニケーションの面でも大きな役割を果たします。
<看護師の主な業務>
・医師の指示に基づく医療行為(注射・点滴・採血など)
・バイタルチェックや服薬管理
・看護記録の作成、患者や家族への説明・相談対応
・医療チーム内での連携・調整

医療行為の可否がポイントに

介護職と看護師は、一部の施設などで一緒に働くことも多く、似通った役割を担うことが少なくありません。とはいえ、業務のなかには看護師にできて介護職にできない行為があります。医療行為です。介護職は医療現場で働くこともありますが、原則として医療行為が認められていません。

ここで言う医療行為とは、医師法に定められた、医療従事者のみが行える治療や処置のことです。ただし、例外として必要な研修を修了した介護職員には、喀痰吸引や経管栄養の管理など、一部の医療的ケアの実施が認められています。

一方で、看護師は、医師の指示のもとで注射や点滴などの医療行為が認められています。このように、「医療行為が認められているかどうか(医療行為の可否)」が、介護職と看護師の業務を隔てる最も大きな違いです。

それぞれに必要な資格について

介護職や看護師として働くには、資格が必要です。それぞれ、どのような資格が必要になるのでしょうか。

介護の仕事に必要な資格・取得方法・費用は?

介護職として働くにあたっては、「認知症介護基礎研修」の受講が義務づけられています。その他の資格については必須ではありませんが、介護業界では働きながら段階的に資格を取得し、専門性を高めていく仕組みが整っています。

なお、介護職の資格取得に年齢制限はないので、何歳からでもチャレンジが可能です。介護職の主な資格は以下の通りです。

■認知症介護基礎研修(2024年4月から必須)

介護の専門資格を持たない人が、介護の現場に入る前に必ず受講しなければならない研修です。オンライン受講も可能で、受講期間は1日(約6時間)程度。費用は自治体によって異なりますが、一般的には無料〜3,000円程度となっています。

■介護職員初任者研修

介護の基礎知識や技術を学ぶ入門資格です。都道府県が指定したスクール・社会福祉法人などで必要なカリキュラムを履修し、最終日の修了試験に合格することで取得できます。

カリキュラムは、合計130時間の講義と演習から構成されており、取得期間は約1〜2か月。費用は4〜10万円前後が一般的です。

■介護福祉士実務者研修

より専門的な知識や医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養など)を習得するための資格です。都道府県が指定したスクールや社会福祉法人などで、必要なカリキュラムを修了することで取得できます。

受講期間は約6か月、費用の目安は10〜20万円前後です。介護職員初任者研修を修了している場合、一部の科目が免除されるため、4か月程度で取得できます。

■介護福祉士

介護職で唯一の国家資格で、介護福祉士養成施設、もしくは福祉系高校を卒業すると受験資格が得られます。介護福祉士養成施設の学費は、100~200万円程度が目安です。なお、介護職として働きながら取得する場合は、実務経験3年以上(従事日数540日以上)+介護福祉士実務者研修修了で受験資格が得られます。この場合の費用は約3万円程度(受験料+登録料)です。

取得すれば、身体介護・生活援助のほか、介護計画の作成、新人指導、リーダー業務など、「介護のプロフェッショナル」として幅広く活躍できます。

■ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアプラン(介護サービス計画)を作成し、利用者さんと介護サービス事業所をつなぐ役割を担います。国家資格ではありませんが、介護保険制度の中核的な存在として、高い専門性と信頼性を備えています。受験するには、「国家資格(医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士など)に基づく業務」あるいは「施設などでの相談援助業務」のいずれかで、5年かつ900日以上の実務経験を積まなければなりません。

また、筆記試験に合格した後に実務研修を受け、所定の手続きをする必要があります。取得にかかる費用は 約4〜12万円(受験料+実務研修)程度です。

民間資格も多数

介護業界には、このほかにも「認定介護福祉士」「認知症ケア専門士」「レクリエーション介護士」といった民間資格が数多くあります。そうした資格は、スキルアップや転職時のアピール材料にもなるので、自分の興味や強みを伸ばす手段として活用するのもよいでしょう。

看護師に必要な資格・取得方法・費用は?

看護師として働くには、資格を取得することが必須です。資格には「看護師(正看護師)」「准看護師」の2種類があります。

■看護師

看護師は国家資格です。看護大学(4年制)あるいは専門学校(3年制)で必要単位を修得し、国家試験に合格することで免許を取得できます。学費の目安は以下の通りです。
・4年制の看護大学の学費(4年間):国公立は約250万円/私立は約500~800万円
・3年制の専門学校の学費(3年間):国公立は約100~200万円/私立は約300~500万円
また、中学卒業後、5年一貫看護師養成課程校(高校3年+専攻科2年)に入学し、高校課程の科目と看護専門科目をまとめて学ぶ方法もあります。これは最短で国家試験の受験資格が得られるルートです。

看護師の資格取得に年齢制限はありません。ただし、看護大学や専門学校はカリキュラムの関係上、全日制がほとんどなので、無資格の方が働きながら資格取得を目指すのは難しいでしょう。一方、准看護師の資格がある場合は、働きながら定時制や通信制の正看護師養成所に通い、看護師の資格を取得することが可能です。

※参照:厚生労働省 看護師になるには

■准看護師

看護師が国家資格なのに対して、准看護師の免許は都道府県知事から発行されます。養成機関(2年制)で学び、試験に合格すると免許が付与され、医師や看護師の指示のもとで働くことができます。

学費の目安は2年間で100~200万円程度、資格取得の年齢制限はありません。半日制(平日の午後や夜間の授業)の学校もあるので、働きながら資格取得を目指すことも可能です。
※参照:厚生労働省 准看護師になるには

介護職と看護師の給与比較

介護職と看護師では、求められる役割や専門性が異なるため、給与にも違いがあります。国の統計をもとに、それぞれの給与を比較します。

介護職の給与

厚生労働省が発表した「介護従事者処遇状況等調査(令和6年度)」によると、介護職員(常勤)の平均給与は以下の通りです。 ※平均給与は、基本給+手当+一時金を月割りにして計算しています。
・介護職員の平均給与:約338,200円
※参照:厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果
介護職は資格取得に応じて専門性が高まり、担当できる業務も増えるため、給与も段階的にアップする傾向があります。介護福祉士、ケアマネジャーの平均給与は以下の通りです。
・介護福祉士の平均給与: 約350,050円
・ケアマネジャー(介護支援専門員)の平均給与: 約388,080円
※参照:厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果

看護師の給与

厚生労働省が行った「賃金構造基本統計調査(令和6年)」によると、看護師の平均給与は次の通りです。
・看護師(正看護師)の平均給与: 約433,083円
※参照:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
看護師は医師の指示のもとで医療行為を認められている専門職であり、夜勤手当などの加算が多いことから、介護職よりも高めの給与水準となります。ただし、クリニックや介護施設など夜勤の少ない職場では、病院勤務より給与が低くなる傾向があります。

准看護師の平均給与は以下の通りです。
・准看護師の平均給与: 約347,642円
※参照:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
准看護師は医療行為に制限があるほか、日勤中心の勤務先が多いことから、正看護師よりも給与水準が低めです。

介護職と看護師の働く場所

介護職と看護師は、具体的にどのような職場で働くのでしょうか。そして、一緒に働く職場には、どんなところがあるのでしょうか。

ここでは、介護職と看護師の主な勤務先を紹介します。

介護職の主な勤務先

介護職の主な勤務先は以下の通りです。

■特別養護老人ホーム(特養)

常に介護が必要で、自宅での生活が難しい高齢者のための施設です。サービス内容は、食事・排泄・入浴といった日常生活全般の介護や機能訓練、健康管理が中心です。長期的に関わるため信頼関係を築きやすく、利用者さんの暮らしに寄り添った支援ができます。

■介護老人保健施設(老健)

病気やけがが原因で、自宅での生活が困難な高齢者が入所する施設です。病院と自宅の中間的な役割を担っており、介護職は医師、看護師、リハビリ専門職などと連携しながら、在宅復帰を目指す利用者さんを支えます。

■デイサービス

利用者さんが自宅から施設に通い、日帰りで食事や入浴の介助、機能訓練、レクリエーションなどを受ける介護保険サービスです。利用者さんができる限り自立した日常生活を送れるように支援すること、介護するご家族の負担を軽減することなどが主な目的です。

■訪問介護員(ホームヘルパー)

利用者さんの自宅を訪問し、生活援助や身体介助を行います。通院などの移動を手伝うこともあり、住み慣れた家で自立した生活を送れるようサポートするのが主な役割です。日常生活にじっくり関わるため、細かな変化に気づきやすい仕事と言えるでしょう。

■グループホーム

認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。家庭に近い環境で調理や掃除、買い物といった家事を一緒に行いながら、日常生活を支えます。食事、入浴、排泄などの介助を行うケースもあります。

■サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

比較的自立度の高い高齢者、もしくは要介護度の低い高齢者が入居する住宅型の施設です。介護職は安否確認・見守り・生活支援を中心に担当し、入居者の自立と安心・安全な暮らしを支えます。比較的落ち着いた環境で働きたい人に向いています。

■有料老人ホーム

民間企業が運営する施設で、施設内で介護サービスが受けられる「介護付き」や、高齢者(自立〜要介護)が生活支援を受けて生活する「住宅型」などがあります。施設の形態によって介護職の役割が異なり、介護付き有料老人ホームでは生活援助から身体介助までを幅広く担当します。

看護師の主な勤務先

看護師の主な勤務先は以下の通りです。

■病院

最も多くの看護師が働く場所で、医療を提供する主体によって大学病院、国立病院、公立病院、一般病院などに分類されます。さまざまな診療科の症例を学べるのが特徴で、幅広い知識とスキルを習得できるでしょう。最先端の医療に触れる機会も多く、看護師としての専門性を高めやすい環境です。

■クリニック(医院・診療所)

採血・点滴・診察介助などの外来看護が主な業務です。日勤のみで夜勤がないため、ワークライフバランスが取りやすく、安定した働き方を求める看護師に人気があります。

■訪問看護ステーション

利用者さんの自宅を訪問し、医療処置や健康管理を行います。在宅医療が拡大していることから、近年は需要が急増しており、利用者さんとじっくり向き合いたい人に向いています。

■企業の医務室・健診センター

従業員の健康管理や健診業務を担当します。医療処置は比較的少なく、落ち着いた環境で長く働きたい人に適した職場です。

両者が一緒に働く場所も

介護職と看護師は、同じ職場でチームとして働くこともあります。代表的なのは「介護老人保健施設(老健)」や「特別養護老人ホーム(特養)」などの介護施設です。

これらの施設では、介護職が食事や入浴、排泄などの生活支援を担当し、看護師が健康管理や医療処置を実施。互いに情報を共有しながらケアを進めます。日々の健康状態の観察を介護職が担い、医療判断が必要な場面では看護師が中心となるといった具合に、それぞれの専門性を生かしながら利用者さんを支えています。

また、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」や「有料老人ホーム」などでも、看護サービスのニーズが高まっており、看護師が常駐する施設が増えています。

キャリアパスについて

介護職と看護師は、日々の実務経験を積み重ねることで、ステップアップ・キャリアアップしていける職種です。

ここでは、介護職・看護師が、どのようなキャリアを築けるかについて解説します。

押さえておきたい介護職の「キャリアパス制度」とは?

キャリアパスとは、企業や組織内で特定の役職・職位に就くための「道筋」のことです。介護業界では、厚生労働省が介護事業所に対して「キャリアパス制度」の整備を義務づけており、事業所は「職位や役割ごとの基準」「昇給のしくみ」「研修体系」を明確に提示する必要があります。

そのため、介護職はどのようなスキル・知識を身につけ、どの役職を目指し、どう昇給していくかという具体的な道筋が、他職種よりもわかりやすい傾向にあります。

介護職のキャリアパス例

無資格・未経験からスタートする場合は、まず「認知症介護基礎研修」を修了したうえで現場に入り、日常生活支援や身体介助などの基礎的なスキルを身につけます。その後、資格取得と実務経験を積み重ねながら、段階的に専門性と役割を広げていくのが一般的な流れです。

初任者研修から介護福祉士へ

初任者研修を取得すると業務の幅が広がり、実務者研修を経て介護福祉士(国家資格)にも挑戦できるようになります。介護福祉士として経験を積むと、介護リーダーやサービス提供責任者などのポジションを任されることも増え、介護サービスの質向上・職員指導などを担う立場へとステップアップできます。

訪問介護員(ホームヘルパー)から管理職へ

介護職には、施設だけでなく利用者さんの自宅を訪問して支援する「訪問介護」という働き方もあります。その場合、初任者研修を修了することで利用者宅での援助業務が可能になります。

経験を積んで、サービス提供責任者や管理者(事業所長)へと進む道も開かれており、管理職を目指すこともできるでしょう。

介護福祉士からケアマネジャーへ

介護福祉士として5年以上の実務経験を積むと、ケアマネジャーの受験資格が得られます。ケアマネジャーになると、利用者さんのケアプランを作成し、事業所との調整を行う“司令塔”として活躍できるようになります。実務経験とマネジメント経験を積み重ねて、施設運営に携わる立場(施設長、管理者など)を目指すことも可能です。

介護業界では、勤務先が資格取得支援制度を設けていたり、厚生労働省による「教育訓練給付金」を利用できたりと、資格取得の費用負担を軽減できる環境が整っています。こうした制度を活用することで、働きながらスムーズにキャリアアップを目指せる点も大きな魅力です。

看護師のキャリアパス例

看護師の場合、介護職のようなキャリアパス制度はありません。しかし、働く場所によって、「一般的なキャリアの流れ」が存在します。

病院勤務

病院で働く看護師は、以下のような段階を踏んでいくのが一般的です。
新人看護師 → 病棟リーダー → 主任・副師長 → 看護師長 → 看護部長
簡単に言えば、臨床経験を積みながら新人・中堅として活動し、その後管理職へと進む流れです。なかには、看護師の上位資格である「専門看護師」や「認定看護師」などの取得支援を行っている病院もあり、そうした職場ではより専門性の高いキャリアを積んでいけるでしょう。

クリニック(医院・診療所)勤務

クリニックは病院と異なり、明確な昇進制度があるわけではありません。小規模のため、序列や役職も少ない傾向にあります。そのため、次のように横方向に役割が広がるキャリアパスが多くなります。
一般看護師(外来) → 主任・リーダー的ポジション
→ クリニック運営補佐(採用・教育・外来調整など)
クリニックの場合、少人数で院長との距離が比較的近いことから、採用・教育・運営に関わる可能性もあります。そうしたケースでは、医療以外の経験を積むことができるでしょう。

介護施設・訪問看護ステーション

介護施設、訪問看護ステーションにおける看護師の役割は、健康管理・医療処置が中心です。病院のような昇進制度はあまり見られませんが、経験を積むと施設の看護リーダーや訪問看護ステーションの管理者など、運営側のキャリアが開かれることがあります。

やりがいと向いている人の違いは?

介護職と看護師には、それぞれ違ったやりがいがあり、活躍しやすいタイプも異なります。ここでは、両者のやりがいと向いている人の特徴を紹介します。

介護職のやりがい

介護職は、利用者さんのQOLの向上を目指して、介護サービスを提供しています。そのため、日々のケアや関わりによって、できなかったことができるようになったり、笑顔が増えたりしたときは、大きなやりがいを感じるでしょう。

また、長く関わることで利用者さんや家族との信頼関係が深まり、「あなたがいてくれてよかった」といった、あたたかい言葉をかけてもらえることも少なくありません。そうした言葉が聞けるのも、介護職として働く喜びの1つと言えます。

■人と深く関われる介護職ならではの魅力

体力を使う場面も少なくありませんが、その分、「自分の提供するサービスが利用者さんやご家族の役に立っている」という実感を得やすい仕事です。
<こんな人に向いています>
人とじっくり関わりたい
相手の生活や気持ちに寄り添うことが好き
日常のなかで誰かの役に立つ実感を得たい
チームワークを大切にできる

看護師のやりがい

看護師は、患者さんと接する時間が長いため、体温・表情・呼吸などの変化や違和感に気づきやすい立場にあります。そして、看護師の気づきによって、患者さんの体調の悪化が防げたというケースは、決して少なくありません。そうした場面では、「看護師としての責任をまっとうできた」という思いから、大きなやりがいを感じられるでしょう。

患者さんや利用者さんから、「回復を支えてもらえた」「安心して任せられた」といった感謝の言葉をかけてもらえる機会も少なくありません。

加えて、医師や薬剤師、リハビリ職、管理栄養士など、多職種が連携する医療チームのなかで、中心的な役割を担える点も看護師の魅力です。

■専門職として成長を実感できる仕事

責任は大きいですが、同じ職場で働く仲間から「頼りになる存在」として信頼されることも多く、専門職として成長を実感しながら働くことができます
<こんな人に向いています>
医療の専門知識を身につけたい
人の役に立つ行為にやりがいを感じる
仕事を通じて成長やスキルアップを実感したい
多職種と連携しながら働くのが好き

まとめ:違う仕事でも目指す姿は同じ

介護と看護は、役割や仕事内容、必要とされるスキルなどに違いがあります。しかし、「支援を必要とする方たちのQOL向上を目指す」という点は共通しており、ともに社会に欠かせない職業だと言えます。

介護職や看護師の仕事に興味がある人は、今回お伝えしたことを参考に「自分はどんな形で人の役に立ちたいか」を考え、目標に合ったキャリアを築いていってください。

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