伊豆高原〈ゆうゆうの里〉のストーリー

伊豆高原〈ゆうゆうの里〉ストーリー

「ありがとう」あふれる仕事をしよう。

ケアの本質は、ご入居者と職員がお互いの気持ちを尊重し合い、信頼関係を築くことにあると考えています。
一人ひとりの希望や悩みに耳を傾け、ケアを提供する職員のもとには、日々たくさんの「ありがとう」が届きます。
子に積み重ねが、お互いをもっと大切な存在にするのです。
心からの「ありがとう」にあふれる仕事を一緒にできる日を、楽しみにしています。

一生忘れることのない「ありがとう」があることを、教わりました。

女性ご入居者(Aさん)から頂いた「ありがとう」の言葉を、私は忘れることはないでしょう。
Aさんはご夫婦で入居され、穏やかな日々を送られていました。私は、そのお二人の担当スタッフとして、日常的なサポートを行いながら、仲の良いお二人の生活を見守っていました。
ある夜、旦那様が他j長を崩され、施設の診療所で診察を受けることに。ですが、病状が思わしくないため、外部の病院でより詳しい検査が行われ、そのまま入院となりました。そして、一時は回復の兆しが見えたものの、最終的にはご家族に囲まれながら安らかにお亡くなりになったのです。

それから3年後…

Aさんとお話ししていた時、ふと「あの日、私たちのそばで支えてくれてありがとね」という言葉をいただいたのです。
驚いたのは、あの日の天気から私がはいていた靴の色まで鮮明に覚えていらっしゃったことです。Aさんにとって一生忘れることのない日に寄り添えたこと。そして、自分の行動が、微力ながらもAさんの身体だけでなく心も支えていたということに、その一言で気づかされました。

私たちの仕事は、ご入居者の人生に寄り添う仕事です。

いずれ来る、お別れの瞬間ももちろんあります。
それだけに、いただく「ありがとう」の言葉には特別な重みがあると感じています。
これからも、ご入居者との触れ合いを大切にし、たくさんの「ありがとう」に出会い、その言葉を力に変えていきたいと思っています。